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「市民の社会教育研究所」が始まります

 公益財団法人 社会教育協会 理事長 黑水 恒男

 1923(大正 12)年の関東大震災から 2 年後に「財団法人・社会教育協会」が設立されました。 大半の人が義務教育以上の学びの場を持てなかった時代に「社会での教育」を実現しようと、教育界・経済界の人たちが声を上げ、政府が後押しする形で出発したのです。

 それから 95 年、社会教育協会付属の「市民の社会教育研究所」が活動を開始します。

 協会は 1942(昭和 17)年に研究所を設立しましたが、きびしい状況の下で持続できませんで した。私たちはその経験をふまえ、多くの人たちの協同で進められてきた 50 年に及ぶ日野社会教育センターの活動実績に誇りを持ち、さらに東日本大震災など災害に立ち向かう人々から学びつつ、 新たな研究組織を立てて活動を開始することにしたものです。

 研究所は、まさに「市民の学びと研究の組織」です。自らの足で地域に立ち、「持続可能な社会」 のために地球市民として学び合うことが、私たちの基本的なプランです。

新しい市民の研究所へのご参加を、心から呼びかけます。

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市民の社会教育研究所  2020年度総会&研究会

「社会教育協会設立の時代とその背景に迫る」

2020年11月15日(日)  14:30開始   参加費 : 無料

「市民の社会教育研究所」では、5年後の社会教育協会設立100周年を見据えて、 協会の歩んできた歴史の研究に取り組みます。今回の研究会では、協会設立の立役者である小松謙助が当時どのような思いで活動に取り組んでいたのか、また設立間もない時期に協会の果たした役割がどんなものだったかに迫ります。

※会場は定員30名となります

会場 : ひの社会教育センター 3階  (東京都日野市多摩平3-1-13)

   ※JR中央線「豊田」駅下車、徒歩10分

    京王バス「市立病院入口」下車、徒歩3分 (八王子駅〜豊田駅、日野駅〜豊田駅、他ミニバス)

● オンライン参加できます(Zoom利用) ご希望の方はメールで事務局あてお申込みください。

● 当日13:45~14:25に研究所総会を開催します。会員の方はあわせてご参加ください。
★ 参加費はオンライン含め無料

報告① 14:40~15:20

「社会教育の黎明 ― 小松謙助と社会教育協会の創立」

 樋口 秋夫 氏 (前白梅学園高等学校校長)

 

報告② 15:25~15:55

「大正 ― 昭和前期の世相と社会教育協会の役割」
 薗田 碩哉 氏 (法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員)

討議 16:00~16:50

総括 16:50~17:00

 荒井 文昭 氏 (東京都立大学教授、市民の社会教育研究所副所長)

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